計画修繕

屋根防水の調査と診断

既設建築物の屋根メンブレン(連続一体する)防水層の補修・改修にあたって劣化の程度を知り、適切な維持保全が行われる目的として1・2次診断(目視・指触)・3次診断(防水層の切取り)調査を行います。
しかし、1・2次診断の場合は弊社では無料で調査をしますが、3次診断の場合には費用がかかり、実際には経費等の問題が発生します。露出防水層の場合は防水層表面からでも劣化・破断・ふくれ等の不具合箇所が特定でき、又防水層の硬化等から下層防水層の劣化進行状況も推測できることもあって、1・2次診断(目視・指触)レベルの調査が妥当と言えます。しかし、3次診断については防水層の物性を詳細に調査できますので1・2次診断より正確な防水層の劣化状態を把握することができます。

●総合技術開発プロジェクト方式診断調査方法の概要

 【1・2・3 次劣化診断】 (財)国土開発技術開発センター 総合技術開発プロジェクト方式

【診断レベル】 【調査項目】 【調査方法】 【調査部位】 【備 考】
1 次診断 漏水又はその痕跡 目視観察 最上階の天井・
外壁側の内装
※無料診断
報告書・計画案の提出
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2 次診断 各部位の劣化現象の確認
(ひび割れ・硬化等)
目視・指触観察
・スケール
・打診ハンマー
屋根防水層全面 ※無料診断
報告書・計画案の提出
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3 次診断 防水層の劣化状況
(ひび割れ・硬化等)
防水層の物性
(引張・伸び・侵入度)
下地との接着強さ
切り取った試験片を各項目に従い、試験をする 平均的な劣化部分及び劣化の激しい部分についてそれぞれ2 箇所以上 ※有料診断(要相談)
試験片の採取・防水層の補修物性試験・報告書・計画案の提出
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